肉眼では見えないものを見えるようにするのがマイクロスコープです・・・最新歯科治療には絶対必要な機器!

根管治療とは、歯の内部の治療で歯内療法とも言います。まず、根管治療の手順を説明しましょう。

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根管治療とは、根の治療のことです。神経を失った歯を無菌状態にして保存し、もとのように十分に咀嚼機能を営めるようにしてあげるのがその目的です。概略は上図のようになります。しかし、言うは易く、行うのは難しです。本当に正確な根管治療にお目にかかる事は少ないのが現状です。

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理由をあげてみましょう。まず、左図をご覧ください。歯の断面、神経の通路の形態です。根管治療とは、この通路を、もれなく清掃、拡大、消毒し緊密に防腐剤をつめる一連の作業です。この図をみて想像がつくと思いますが、これを一般的には盲目的な手作業で行うわけです。しかも奥歯のような見にくい位置にあればある程困難が増しますね。これだけ見えなくてやりにくいから治療成績が落ちるんです。
では、どうやったら見えるかというと、マイクロスコープを使うことなんです。マイクロスコープは肉眼では見えないものを見えるようにします。なんたって最大25倍の倍率になりますから。昔なら見落とすような、副根管も発見できます。

マイクロスコープ

これがマイクロスコープです(ドイツカールツァイス社製)

あと、マイクロスコープは、歯根破折などの診断にも役立ちます。噛むと違和感のある歯をマイクロスコープで診てみると歯にヒビが入っているのを発見することがあります。こうなったら抜歯になるのですが、患者さんに無駄な治療で時間をかけさせることも少なくなりました。
その他、歯を削るときも活用して正確に削れたかを診査します。
根管治療に力を入れている、かさい歯科クリニックでは、マイクロスコープを最大限活用して、根管治療に役立てています。根管治療の治療成績が上がるのを願ってやみません。