夜間低血糖が歯ぎしりの原因

以前、歯ぎしりや食いしばりが歯周病の大きな原因と書きました。では、なぜ歯ぎしりが起きるのでしょう。それは、夜間低血糖が原因です。ではなぜ夜間低血糖が起きるのでしょう。

それは糖質(炭水化物)の過剰摂取が原因です。大量の糖質(米、パン、麺類、砂糖、お菓子など)を夜食べると、上昇した血糖値を下げようと膵臓から大量のインスリンが分泌されます。就寝後も血中には多量のインスリンが残っています。このインスリンが必要以上に就寝中の血糖値を下げてしまいます。

それを回復させようとして体はアドレナリンやコルチゾールなどの興奮ホルモンが大量に分泌され交感神経優位になります。

その結果、歯ぎしり、食いしばり、寝汗、悪夢などに見舞われ睡眠の質が低下するのです。それを防ぐ鍵は「糖質制限」です。寝る前に空腹なら、チーズ、焼き鳥、ホットミルク、豆腐などがお勧めです。これらは糖質が少なくタンパク質と脂質をほどよく含み血糖値が上がりにくいです。