マイクロスコープを使った、精密根管治療のご提案
「この歯の治療はもう無理だから抜いてインプラントにしましょう」と言われたので診てほしいと来院される方が非常に多くなりました。その歯は本当に抜歯するしか治療方法はないのでしょうか?
確かに末期的状態の歯周病や根尖病変の歯は抜歯しか治療法はありません。しかし、適切な根管治療(根の治療、歯内療法とも言います)を受ければ助けられる歯が抜歯されている例が多いのも事実です。
なぜでしょうか?
根管治療は本来はとても複雑で時間がかかり難しい治療であるにもかかわらず、単に痛みをとるだけの簡単な処置だけしかされていないことがほとんどです(ある意味手抜きです)。その理由は、精密な根管治療は時間がかかり、技術修得も難しく、健康保険での評価もきわめて低い(つまりまじめにやればやるだけ赤字になる不採算治療)ということが原因なんです。歯を助けるための最も大切な治療であるにもかかわらずです。インプラントもいいのですが、それは最後の選択肢としてとっておきます。本来のご自分の歯に勝るものはありません。横浜市旭区二俣川の歯医者かさい歯科クリニックでは、健康保険の枠にとらわれないドイツ・カールツァイス社製マイクロスコープ(歯科用顕微鏡)を用いた最善の精密根管治療を行なっています。
この治療で多くの患者さんが抜歯を回避してきました。根の治療をしたにもかかわらず腫れがひかない、痛みがとれないという患者さんはご相談ください。神様がくれた本物の歯は、お金では買えません。
なぜマイクロスコープにこだわるのか?
歯の内部の神経の通り道である根管は、実に複雑な構造をしています。通路が二またに分岐していたり、亀裂があったりします。そうした細かい構造は、肉眼で手さぐりではなかなか把握できるものではありません。多くの症例では従来のやり方でも丁寧にやれば治っていましたが、一部難症例というケースがいつもありました。その、一部の難症例も正確に治療できるようになったことで全体の根管治療の成功率は上がったのです。