根管治療とは
根管治療
歯医者さんで「歯の神経をとります」「歯の根が化膿してます」と言われたことはありませんか？歯の中には神経が通る非常に細い管（根管と言います）があります。虫歯が進行して、神経に感染が起きる、あるいは昔、根の治療した歯の根管に細菌がしみこんで感染が起きるとズキズキ痛い、咬むと痛いなどの症状が出ます。その場合、その歯の根管をきれいに掃除して、感染部分を除去する必要があります。その治療を根管治療と言います。
根管治療は重要
根管治療は、とても重要な治療です。たとえて言えば、ビルを建てるときの基礎工事に当たります。土台がしっかりしていなければ、せっかくの建物は倒れてしまいます。歯も同じで、せっかくセラミックのいい歯を入れたのに、後々根っこに膿がたまってきたり、炎症が起こってきたらセラミックを外して再治療になってしまう場合もあるのです。最悪の場合、抜歯になる場合だってあるのです。
そのようにならないためにも、適切、丁寧な根管治療が必要になるのです。このように、根管治療は歯科治療の基礎となる重要なものです。根管治療は、歯の寿命を決定付ける大切な治療なのです。
根管治療は複雑な治療、つまり難しい
根管の中は、一本一本の歯によって全く異なった解剖学的形態でできています。大きくカーブ（湾曲）していたり、枝分かれしていたり、狭くなって（狭窄）いたりと様々です。とても複雑な構造になっているため肉眼では到底確認することはできないのです。根管の形が複雑であればあるほど、根管治療の難易度も上がるのです。ですから、本格的にやろうとすれば、回数や期間もそれなりにかかります。
