これまでの根管治療の問題点と精密根管治療

根管治療において、神経が通っている根管は、非常に細く、入り口も小さいので肉眼では見にくいものです。したがって、従来の治療法ではファイルと言う器具の手指感覚に頼って治療をすることになります。そのため、不完全な治療になりやすく、感染のある部分や神経の取り残しなどを起こしやすくなります。このような不完全な治療によって、根の先に膿がたまり、再治療をしなければならない患者さんをよく拝見します。しかし、再治療は成功率が下がるだけではなく、歯そのものの強度も下げるので、歯根破折を起こしやすくなるのです。
このように一般的に行われている根管治療は、感覚に頼らざるを得ないので失敗も多いのが現実です。結局、抜歯になってしまうケースも見られます。
そういったことを避けるために、根管治療を精密、確実に行うことが大変重要になります。それが「マイクロスコープを用いた精密根管治療」です。

精密根管治療とは
当院では、根管治療を「患者さんの歯を助けるための最も大切な治療のひとつ」との考えのもと、確実な精密根管治療を行うようにしています。熟練した治療技術は当然として、最新の機械、器具、材料を用いて、従来の根管治療の諸問題を解消し、成功率を向上させることが可能となったのです。他院で「抜くしかない」と言われた歯を抜歯しないで治療できたケースも多くあります。

精密根管治療とは
特徴① ラバーダム防湿による感染予防対策
ラバーダム防湿とは、治療する歯をゴムシートで覆い、口腔内の唾液や細菌から隔離することで、様々な細菌が根管内に入るのを防ぐ方法です。より無菌的な衛生環境で、理想的な根管治療が可能になります。

特徴② マイクロスコープ(Carl Zeiss社製)を使用
手術用顕微鏡(マイクロスコープ)を使用することで、肉眼の3~20倍に拡大した視野での治療を行うことができます。より正確な作業が可能になり、治療レベルを格段に向上させることができます。

特徴③ マイクロスコープ用の特殊器具を使用
・NiTiファイルの使用
・多種類の超音波チップの使用
・多種類のマイクロエキスカの使用

特徴④ 根管充填法
マイクロスコープを用いて、きれいになった根管には、最終的に菌が侵入したり、繁殖しないように完全に封鎖密閉する必要があります。その根管を封鎖密閉する治療を「根管充填」と呼びます。それぞれの根管の形態や状態によって、最適な根管充填の方法を選択し、根管充填の完成度を上げていきます。
(精密根管治療は自由診療です)

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